わきがと多汗症
夏になると特に気になりやすい症状を持つものが、「わきが」です。
この「わきが」はとてもデリケートな問題のため、本人が「自分はわきがである」と
気付いていない場合でも、まわりの人間が「あなたはわきがだよ」と教えてあげる事はとても難しい場合が多いです。しかし、とてもやっかいなことに「わきが」は自分では特に自覚しにくい問題でもあります。
この「わきが」は「わきがの治療法」などというフレーズがあるために、どうしても「わきがは病気なのか」と捕らえられがちではありますが、「わきが」は病気ではありません。「わきが」は体質である、といえるでしょう。「わきが」の症状はというと、鼻につくような酸っぱい臭いが脇のあたりからするということが挙げられます。このわきからの酸っぱい臭いは、汗をかいた時の汗臭いという感じとはまた違う、独特の「わきが臭」です。
では、この「わきが」はどのようなことが要因となり、その症状が出るのでしょうか。人は体温があがると、自動的に身体の機能が体温を下げようとする働きにより、汗をかくことになります。その汗は普通の状態であれば、ただ「汗くさい」という事になるのですが、「わきが」体質の人の場合、このかいた汗に雑菌が混ざることになります。そして、アポクリンという汗腺からも汗をかくことにより、これらの臭いが全て混ざってしまい、酸っぱい「わきが臭」をはなってしまうのです。
多汗症というのは、文字通り汗を人よりも多くかいてしまう症状を持つ人の事です。わきがと混同されやすいのですが、前述の通り「わきが」はただ汗をかくだけではなく、それに様々なものが混ざって起こります。従って、多汗症というだけであれば、「わきが」とはまた違うのです。